忍者ブログ
友人2人による旅と日常の共同記録
[17] [18] [19] [20] [21] [22] [23] [24] [25] [26] [27]
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

怒涛の日程で行われた秋季ホステリングも終わり一息ついている.
しぶっていた旅の後の荷物整理もようやくかたずいて,また平和な日常へ.
それにしても楽しかったなぁー.
何が楽しかったって車内トークだとか1日終わりの飲みだとか
そういう旅のおまけ部分.
なにも旅先でやらんくてもっていうそういうトコロ.
プロ野球チップスのカード.

正直,本当に楽しい旅ってのは何食って何見ようが関係ないのだと思う.
何話して,何回笑ったか.楽しさを突き詰めるとそういうことが重要になってくる.
そういう点ではあのメンバーは敵無しだったな.
帰りの車内でのイントロクイズがバカらしくて最高におもしろかったなぁ.
いい旅ランキングに見事ランクインしました.


とまぁ,思い出話はさておき,僕は早くも次の旅への準備を始めている.
いいかぁ,かもん.変な日記書いてる場合じゃないぞ.

PR
8時30分 ユース出発
9時 九十九湾
今 恋路岬
さて,途中投げにしている追録編どうしたもんか.

とりあえず前回の問題を解消しておく.
3日目の切実な空腹は通りがかったうどん屋さんのご厚意により
なんとか餓死の危険から逃れることができた.
ありがとうございました.

ということでとりあえず追録編はここで休載します.
気が向いたらまた再開します.


休載にあたってこのブログを読む数少ないどうでしょうバカ(ファン)のために
どうしてもアップしときたい1枚を公開.
8ee40ceb.jpg





45番岩谷寺へと続く道.
冬場は凍結して滑りやすくなり大変危険.
悟りを開き始めた大泉さんも苦戦を強いられた場所であり,
大泉さんがうれしーのクリームパンを盗んだ現場でもある.
四国88ヵ所巡礼Ⅰの言わずと知れた名シーン.


なんかこの写真アップできただけで満足だな.
次回からは何か別のネタなりなんなりでお会いしましょう.

なんでもかんでも途中やめにするのが悪い癖です.

3日目は雨音で目が覚めた.
時計を見ると7時.外に出ると山の冷たい空気で一気に目が覚めて背筋が伸びた.正直,昨夜はさみしさに打ちひしがれていた.人と一緒にいたんだけど,どうしょうもなくさみしかった.むしろ一緒にいるからこそ.

8時には雨があがり始めたので,一晩お世話になった小屋を綺麗にかたずけ終えてから,一緒に泊まった4人の中で1番に出発した.皆に一礼と合掌をして別れを告げた.
16445e9b.jpg






うん.なんというか特に信仰もないまま四国遍路にやってきたけども,3日目にして何かうっすらと仏教っぽいものが芽生えてきた気がする.
しかし,仏教の道は果てしなく深い.僕はまだその入り口にも立てていないどるけども.まぁ,こんなもんを仏教と呼ぶと人には笑われるかも知れんけどね.


再びぎりぎり道と言えるような道を行く.
そして,ごく自然で当り前のことをあえて書くけど,動くと腹が減る.
なぜそんな当たり前のことを書いたかというと,空腹が単なる欲望ではなくて事件的に切実なものになっていたからである.
言ってなかったが,完全完璧に山をなめていた僕は食料と言えるものをろくに用意していなかった.
食料といえばクラッカーのみ.おかしいもん.昨晩からろくなもんを食ってない.

まぁまぁ,これも下山するまでの辛抱ということで今は目もくれず歩く.
昨日の仙人が言っていたように間違いなく昨日までの道より険しい.
8446dc9b.jpg






途中あと1kmの標識を発見.
うぉー!!よっしゃー!!近いぜ近いぜ近いぜー!!へいへーい!!と叫び狂うこともできたが,腹が減るので仏様のように静かに先を急ぐ.

小屋を出てから3時間ぐらいたった時ついに焼山寺到着!
今までに味わったことがないような達成感.これは本当に今思い出しても鳥肌が立つくらいの感動.

不謹慎だけども,どうでしょうのロケ場所を発見.
894ac8a7.jpg






草が生い茂っているが,1回目で大泉さんが近道だと登ってた場所.


ベンチでゆっくり休憩をして再び山の中へ.下山ってのはなんとも面倒でやりきれないなぁと思った.
結果,確か12番までは6時間近くかかった.それから下山しはじめて,降りきったのが13時ぐらいだったかな.

下山してまず何かって言ったら,メシ.
俺のイメージではふもとの町には適当なスーパーかなんかあるだろうと踏んでた.

あのねぇ,だんだんと嫌な雰囲気は感じてた.これ町とかじゃなくて集落って方が適切.スーパーもクソもないわけ.

忍耐の限界.

山道を登り始めて1時間.
想像以上の道の悪さに,足は早くもガックガク.
あまりの険しさに,デジカメの写真を撮る気が失せるほど.なので今回は写真なしです.
でも,アスファルトの地面と違って土の地面ってのは足の裏にかかる負担という点では格段に歩きやすかった.
黙々と険しい山道を登る.そして登ったと思ったら下る.そしてまた登る.
公道ではそこまで役に立っていなかった金剛杖が山道では素晴らしい活躍を見せた.

登り始めてから2時間後.
目的地の山小屋はまだ見えない.時刻は5時をまわって日暮れが迫ってきた.
山の下で銭湯に1泊しなかったことをおもっきし後悔した.
迫りくる「ここで野宿」という恐怖にあせりながら必死で歩くこと数十分.



ぁ!山小屋見えたー!!助かった・・・
山小屋までの下り坂を下る頃には足はがっくがこんgyひkぎょしみたいな感じになってた.下り坂も満足に下れないほどに不甲斐ない状態なので,仕方なくカニ歩きで下る.非常に格好悪い.遍路ころがし恐るべし.まさにその名の通りすっこーんと,ころがされてしまうところだった.
到着すると1時間もしないうちに日が暮れて外は明かり無しでは1m先も見えないほど真っ暗に.間一髪だった.
小屋に入ると先客が3人.大学生の2人組と,仙人のように髭を生やした,いかにも熟練そうなおじいちゃん.
この人たちと話をしていると,いかに自分が山をなめていたかを思い知らされた.山というよりも遍路をかもしれない.

何はともあれ,無事山中で野宿の危機を逃れることができたことにホッと一息つく.出会ったばかりの仲間たちとここまでの経過やこの先の不安などをひと通り話して寝る.いかにもな仙人はやはり,熟練で10番からの逆打ちだそうだ.つまり次の11番でラスト.すげー.昨日のことがあったので,今日も寝れないかと心配だったけど疲れのせいか,いつの間にか眠ってしまっていた.

四国に来てから1日がとても長い.実質この日の活動時間16時間.みのもんたか俺は.
こうして四国滞在17日間で非常に記憶に残った2日目が終わった.



可愛くない子にも旅をさせよ
design&photo by [Aloeswood Shrine / 紅蓮 椿] ■ powerd by [忍者BLOG]
忍者ブログ [PR]
カレンダー
12 2025/01 02
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31
最新CM
[01/10 穂]
[01/09 NONAME]
[10/06 穂]
[10/06 穂]
[10/05 くわ]
プロフィール
HN:
穂垣と嘉本
性別:
男性
自己紹介:
2人とも広島県出身,山口県在住の大学生
カウンター
最新TB
フリーエリア
ブログ内検索
バーコード
最古記事
アクセス解析